会津大学宇宙情報科学研究センターは、宇宙科学と情報科学を融合した宇宙情報科学分野の研究を産学連携により促進させ、その成果を学術コミュニティに提供することで、この分野の研究の活性化と技術開発の進展に寄与することを目的としたセンターです。本センターは、「月惑星探査アーカイブサイエンス拠点」として、2019年度より文部科学省共同利用・共同研究拠点に認定されています。 月惑星探査アーカイブサイエンスとは、過去に実施された月惑星探査や観測的研究の結果得られ、蓄積されているデータを活用し、最新の知識・解析技術と組み合わせることで、新たな知見を得る研究の形態を指します。 この度、拠点活動のさらなる国際化を目的として、国内研究者が機動性をもって海外における研究事業へ参画することを可能にする「海外旅費助成」の公募を実施します。海外研究者との幅広い交流を推進することにより、月惑星探査アーカイブサイエンス拠点の活動範囲のさらなる拡大を目指すとともに、学術コミュニティの国際化にも貢献していきます。
海外における短期間での研究活動実施のために、海外旅費を助成するプログラムです。具体的には、海外で開催されるデータプロダクト整備やソフトウェア開発の技術会合への参加、月惑星アーカイブサイエンス関連の研究会・学会等への参加や情報交換等を目的とした海外渡航において、その旅費を実費ベースで支給します。1件あたりの支給費用は25万円前後を想定し申請課題は受け付け順に審査を行い、採否を決定するものとし、全体予算の範囲内で数件程度の採択を予定しています。なお本プログラムの応募者は、別途公募を行う「萌芽研究」「実用研究」の2カテゴリの「共同研究」、ならびに「海外招聘共同研究」に重複して応募することも可能です。
これまで「1件あたりの支給費用は25万円前後を想定し、全体予算の範囲内で数件程度の採択を予定しています。」と記載しておりましたが、「25万円前後」の目安金額が申請の足枷になっている可能性を鑑みて、この部分の表記を公募要領と合わせて以下の通り見直すことと致しました。→「申請課題は受け付け順に審査を行い、採否を決定するものとし、 全体予算の範囲内で数件程度の採択を予定しています。」
海外旅費助成において申請できる経費は以下のとおりです。 申請時に記載されていない経費への助成は認められませんので、御留意願います。 また、採択日以前(前年度採択の場合は該当年度4月1日以前)に支出された経費についても助成対象外になります。 なお、審査後、採択通知される助成額は会津大学の旅費規程等による予定額(概算)であり、実際の支払額(精算)については、国内旅費(交通費)・宿泊費・日当は規程に基づく定額支給、国外旅費(航空賃)・その他渡航に伴い発生する経費は実費支給となります。
ア 渡航費:申請者の居住地もしくは勤務地から渡航先までの往復交通費
イ 宿泊費および日当:宿泊費・日当は、渡航先や行程、申請者の身分等によって金額が異なります(学生には日当が支給されません)
ウ その他渡航に伴い発生する経費:2023年4月1日現在経費として支出可能なもの(学会発表・参加登録料、旅行保険、PCR検査費用)
応募申請 → 受理後に事務局において予定額(概算)計算(※) → 採択時に予定額(概算)の通知 → 渡航後(支払時)に支払額(精算)計算(※)
(※)会津大学の旅費規程等に基づき経費を助成しますので、公募申請時に会津大学事務局において概算額を計算し、渡航後に領収書等の経理関係書類に基づき精算額を計算の上、助成額を支給いたします。
2022年12月21日(水)~2024年1月31日(火)
以下から公募要領をダウンロードしていただけます。
以下から申請書様式をダウンロードしていただけます。
arcspace_travelgrantprog_appform5_2023e_20230530.docx
なお、応募の際には作成した申請書の電子データを提出先のメールアドレス宛にお送りください。折り返し受領メールを返信いたします。万一受領メールが来ない場合はお問い合わせください。
本制度の助成資格者には大学院生も含み、大学院生からの応募も受け付けますが、応募の際には学年、指導教員の氏名と連絡先も付記して頂ければ幸いです。無い場合は、事務局から追って確認いたします。