会津大学宇宙情報科学研究センターは、宇宙科学と情報科学を融合した宇宙情報科学分野の研究を産学連携により促進させ、その成果を学術コミュニティに提供することで、この分野の研究の活性化と技術開発の進展に寄与することを目的としたセンターです。本センターは、「月惑星探査アーカイブサイエンス拠点」として、2019年度より文部科学省共同利用・共同研究拠点に認定されています。 月惑星探査アーカイブサイエンスとは、過去に実施された月惑星探査や観測的研究の結果得られ、蓄積されているデータを活用し、最新の知識・解析技術と組み合わせることで、新たな知見を得る研究の形態を指します。 この度、拠点活動のさらなる国際化を目的として、国内研究者が機動性をもって海外における研究事業へ参画することを可能にする「海外旅費助成」の公募を実施します。海外研究者との幅広い交流を推進することにより、月惑星探査アーカイブサイエンス拠点の活動範囲のさらなる拡大を目指すとともに、学術コミュニティの国際化にも貢献していきます。
海外における短期間での研究活動実施のために、海外旅費を助成するプログラムです。一例として、海外で開催されるデータプロダクト整備やソフトウェア開発の技術会合への参加、月惑星アーカイブサイエンス関連の研究会・学会等への参加や情報交換等の研究活動において、渡航費等の経費を支給します。ただし、助成対象は、日本から海外への渡航であるものを対象とし、海外から日本への渡航については対象外となります。第1次~第3次募集ごとに審査を行い、採否を決定するものとし、全体予算の範囲内で数件程度の採択を予定しています。なお本プログラムの応募者は、別途公募を行う「萌芽研究」「実用研究」の2カテゴリの「共同研究」、ならびに「海外招聘共同研究」に重複して応募することも可能です。
海外旅費助成において申請できる経費は以下のとおりです。なお申請者が使用可能な別予算と合わせての渡航も可能です。(例:学会発表等のために渡航する際、渡航費および学会参加期間の滞在費用を申請者が使用可能な別予算より支出し、その前後に実施する渡航先での研究活動期間の滞在費用を本海外旅費助成において申請する)
ア 渡航費:申請者の居住地もしくは勤務地から渡航先までの往復交通費
イ 宿泊費および日当:ア及びイは本学の旅費規程によるため、詳細は問い合わせ先まで事前にお問合せください。
ウ その他渡航に伴い発生する経費:学会発表・参加登録料、旅行保険料、ビザ取得・ESTA等費用、ワクチン接種費用、PCR検査費用)
応募申請 → 受理後に事務局において予定額(概算)計算(※) → 採択時に予定額(概算)の通知 → 渡航後(支払時)に支払額(精算)計算(※)
(※)会津大学の旅費規程等に基づき経費を助成しますので、公募申請時に会津大学事務局において概算額を計算し、渡航後に領収書等の経理関係書類に基づき精算額を計算の上、助成額を支給いたします。
*海外旅費助成は、各募集期間の終了直後にまとめて審査を行います。また、通常審査には1か月程度を要します。応募にあたっては、応募締切後1か月以降の渡航開始日程となるよう余裕をもって申請してください。
*募集要項にある通り、事後清算の都合上原則2025年2月28日(金)までに渡航が終了するものを対象とします。(2025年3月開催のLPSCへの参加など)渡航期間がこれを越える場合には、事前に問合せ先までご相談ください。
以下から公募要領をダウンロードしていただけます。
以下から申請書様式をダウンロードしていただけます。
arcspace_travelgrantprog_appform5_2023e_20230530.docx
なお、応募の際には作成した申請書の電子データを提出先のメールアドレス宛にお送りください。折り返し受領メールを返信いたします。万一受領メールが来ない場合はお問い合わせください。
本制度の助成資格者には大学院生も含み、大学院生からの応募も受け付けますが、応募の際には学年、指導教員の氏名と連絡先も付記して頂ければ幸いです。無い場合は、事務局から追って確認いたします。