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たんぽぽ2計画

たんぽぽ2始動! 2019年7月26日(日本時間)打ち上げ成功!
日本のアストロバイオロジー宇宙実験第二弾の開始。

たんぽぽ2実験装置を搭載したSpace-X 18号機の打ち上げ(当初は7月25日を予定)は、天候条件のため日本時間7月26日(金)午前7時24分に延期されました。


その後、日本時間7月26日(金)午前7時1分に、ファルコン9ロケットに搭載されたSpace-X (CRS)18号機は無事打ち上げられ、一段目分離後のフライバックブースター着陸、二段目分離、ドラゴン宇宙船の太陽電池パネル展開までが中継されました。
▸ 打ち上げライブ中継のリプレイ1 ▸ 打ち上げライブ中継のリプレイ2 はこちらから視聴できます(同じ映像が複数回流れます)。


ドラゴン宇宙船は日本時間7月28日(日)までに国際宇宙ステーション(ISS)へ接近し、カナダアームで把持され、ドッキングを終えました。
その様子ははこちらから視聴できます。
▸ ライブ中継のリプレイ1 ▸ ライブ中継のリプレイ2


(これらのリンクは変更・削除されることもあり得ます。ご了承ください。)


現在の予定では、8月初め頃にたんぽぽ4年度試料と入れ替わる形でたんぽぽ2実験装置がExHAM1号機に設置されます。

2019.08.01
Webサイト公開
2019.07.26
たんぽぽ2プロジェクト始動(ロケット打ち上げ成功)。スケジュールはこちら
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国際宇宙ステーションを利用したアストロバイオロジー実験
「たんぽぽ2」の目標と開発状況

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簡易曝露実験装置ExHAMを利用

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宇宙塵捕獲用シリカエアロゲル
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曝露実験装置

「たんぽぽ2」
新規アストロバイオロジー宇宙実験

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「たんぽぽ」と「QCC」の2つの実験を統合し得られた研究成果を補完・拡充する

シリーズ実験の為装置の基本設計は同じ
2019年夏秋より1年間の曝露を予定
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捕獲実験

■ エアロゲル上の衝突痕

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たんぽぽ計画(たんぽぽ1)では、大小さまざまな衝突痕(トラック)を得た。

粒子が明瞭なもの、そうでないものがあった。

■ エアロゲル基材の変更

たんぽぽ

疎水性表面

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たんぽぽ2

親水性表面のエアロゲルを新規に作成し追加
「海洋天体プリューム捕集分析」へ向けた改良

たんぽぽ2プロジェクトチーム

  • 矢野 創(JAXA)
  • 三田 肇(福岡工業大学)
  • 左近 樹(東京大学)
  • 癸生川 陽子(横浜国立大学)
  • 小林 憲正(横浜国立大学)
  • 富田-横谷 香織(筑波大学)
  • 遠藤 いずみ(東京大学)
  • 中川 和道(大阪大学)
  • 田端 誠(千葉大学)
  • 中山 美紀(福岡工業大学)
  • 横尾 卓哉(横浜国立大学)
  • 佐藤 智仁(横浜国立大学)
  • 古賀 優志(横浜国立大学)
  • 寺澤 開(横浜国立大学)
  • 伊藤 元雄(JAMSTEC)
  • 兒玉 優(MWJ)
  • 松岡 萌(JAXA)
  • 加藤 浩(三重大学)
  • 木村 駿太(東京大学/日本学術振興会 特別研究員)
  • 安部 智子(東京電機大学)
  • オン 碧(筑波大学)
  • 藤島 晧介(東京工業大学/慶應大学)
  • 新井 和吉(法政大学)
  • 奥平 恭子(会津大学)
  • 佐々木 聰(東京工科大学)
  • 高井 研(JAMSTEC)
  • 冨田 勝(慶應大学)
  • 小平 聡(放射線医学総合研究所)
  • 内堀 幸夫(放射線医学総合研究所)
  • 今井 栄一(長岡技術科学大学)
  • 橋本 博文(JAXA)
  • 横堀 伸一(東京薬科大学)
  • 山岸 明彦(JAXA/東京薬科大学 名誉教授)

たんぽぽ型曝露実験

微生物・有機物、窓材あり

微生物
放射性耐性菌
菌の厚さに依存した生存性
表面の菌が防御剤となり内側の菌は生存
シアノバクテリア
遮光試料は蘇生、増殖・分化能を確認
太陽光照射環境では、波長依存が強そう
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たんぽぽ2
窓材の変更により、波長依存性を確認
試料厚さのバリエーションを増加
有機物
アラニン線量計
紫外線光量測定に成功
試料容器内では、ほぼ均一な照射を確認

ジペプチド生成が示唆
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たんぽぽ2
ジペプチド生成のさらなる検証
同位体ラベルによる生成確認の精度向上
共重合体の生成を検証(生理活性発現へ)
ジペプチドからさらに長いペプチド生成へ
有機物
アミノ酸・前駆体
複雑有機物の宇宙環境耐性を確認
グリシンが地上実験による予測より安定
低分子前駆体であるヒダントインが地上実験による予測より不安定

波長依存性
(吸収スペクトルと太陽光スペクトルの積)
試料の蒸気圧
(ヘキサトリアコンタン膜厚との関係)
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たんぽぽ2
ヘキサトリアコンタン膜厚のバリエーションを増加
窓材なしの曝露の追加→QCC型曝露
たんぽぽ2
“たんぽぽ”よりの継続的な環境評価

熱ルミネッセンス放射線線量計

アラニン紫外線線量計

バイメタル温度計(画像解析)

QCC型曝露実験

主に炭化水素(特にQCC)に対する曝露実験からは、
炭素質隕石物質中の不溶性有機物(IOM)に共通する性質の獲得

→ 急冷窒素含有炭素質物質


研究対象の拡大
炭素質ナノ粒子の宇宙風化と星間有機物進化の実証研究

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実験生成有機物の宇宙曝露による宇宙ダストの性質の理解



試料数の増加  64→100曝露面裏側の利用

研究テーマ 1

「小天体有機物の宇宙曝露実験」 担当:癸生川陽子 (横浜国立大)

隕石有機物や模擬物質の構造変化を調べ、宇宙風化の影響を明らかにする

隕石、フミン酸など

研究テーマ 2

「窒素含有炭素質物質の宇宙曝露実験」 担当: 遠藤いずみ、左近 樹(東京大)

新星周囲で形成される赤外特性を良く再現する急冷窒素含有炭素物質を曝露し、原始太陽系有機物との比較を行い、終焉期の恒星起源有機物が始原的な太陽系有機物の一部なる仮説の検証を行う

急冷窒素含有炭素質物質

研究テーマ 3

「アミノ酸およびその関連物質の宇宙曝露実験」担当:小林憲正(横浜国立大)

宇宙に存在しうるアミノ酸関連有機物の宇宙塵環境下での安定性と構造変化を明らかにする

グリシン、模擬星間有機物

スケジュール

  • 2019.4.実験装置引き渡し(Team→JAXA→NASA)
  • 2019.7.26打ち上げ
  • 2019. 夏~秋曝露開始
  • 2020. 夏~秋曝露終了
  • 2020. 秋~冬引き渡し・分析開始
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