Overview
たんぽぽ計画の捕集実験試料の初期分析において生成されるデータをデータベース化し、そこから検索、結果表示を行うアプリを開発しました。
データベースや結果を返すバックエンド側と、検索や表示のフロント側という構成となっています。
当時の会津大学学部生・中野慈によりバックエンド側の開発が始まり [1] [2].
2017年度から採択された文科省宇宙航空科学技術推進委託費に補助された会津大学PBL「ベンチャー体験工房No.2 宇宙リモートセンシングデータの利活用」[3]にて、 会津大学発ベンチャー「会津ラボ」 [4] が開発協力しています。
また開発においては、JAXA「たんぽぽ」・「たんぽぽ2」のミッションチームメンバーからフィードバックをいただきました。
Download
ここでは、オープンソース教材として、TANPOPO DBのフロントエンド部分のソースコード(tanpopoDB_frontend_v1.0.0)を公開、配布します。
使用するには、環境を各自構築し、実行ファイルを生成する必要があります。
環境構築に必要なものは以下のとおりです。
- macOS
- homebrew
- Node.js
Latest version データサイズ ~5MB
詳細な環境構築の手順、コンパイルと実行の手順は #Documents/“InstallationTanpopo_ja.pdf” を参照してください。
Development
2019 年度は、オープンソース教材として TANPOPO DB のフロントエンド部分のソース コード(tanpopoDB_frontend_v1.0.0)の 公開・配布に続いて、研究チームメンバー(外 部)向けの TanpopoDB の開発を行った。
TanpopoDB 機能拡張のためのアプリケーション開発と資料作成業務を、会津ラボに依 頼した(2020.2.28 作業完了)。詳細は以下のとおりである。
- 外部公開向け実装
- 外部公開向け環境整備(SSL、SSH リモートアクセス、ドメイン取得)
- Electron(クロスプラットフォームデスクトップアプリケーションエンジン)より、React で WEB フロントへ換装
- ユーザ ID、パスワードは会津大学のみ利用できる様、同一セグメント内でのアクセスのみ許可した
- 利用申込者フォームを作成し、入力内容はメールで管理者に送信される設定とした
- DNS へドメイン tanpopo.u-aizu.ac.jp を設定
- SSL 対応(証明書。key ファイル配置)
- SSH リモート作業対応実施
-
- DOI 番号が付与されたデータを提供
- 検索時、カテゴリ選択した後、DOI 番号入力フィールドへ入力し検索
Release Notes
2019.9.25 たんぽぽ計画 tanpopoDB_frontend_v1.0.0 公開
2020.2.28 たんぽぽ計画 TanpopoDB 機能拡張
Documents
Developers and advisors
会津ラボ
会津大学
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License
Copyright (c) 2019 The University of Aizu
Berkeley Software Distribution License(BSD)に準拠して公開する。
Acknowledgements
TanpopoDB の開発は、会津大学 宇宙情報科学研究センターにおける共同利用・共同研究として実施された。
References
- 中野 慈 2018年2月 会津大学卒業論文 "Building Database for JAXA TANPOPO Mission"
- 奥平恭子、今仁順也、矢口勇一、石橋之宏、佐々木聰、矢野創、中野慈、平田成、山岸明彦、たんぽぽDA・DBチーム
「たんぽぽ用データサーバと、継続運用に向けたデータアーカイブ・データベースの開発状況報告」(ポスター発表)
2017年度アストロバイオロジーネットワーク・ワークショップ 神奈川県相模原市、JAXA宇宙科学研究所相模原キャンパス 2017年11月16日(木)-17日(金) たんぽぽ特別セッション - 文科省宇宙航空科学技術推進委託費 http://www.mext.go.jp/a_menu/kaihatu/space/jigyou/detail/1347482.htm
- 会津ラボ http://www.aizulab.com
- H31-33年度自然科学研究機構アストロバイオロジーセンターサテライト公募研究
研究課題名「宇宙における有機物の形成・進化および生命の移動・居住可性に関するアストロバイオロジー宇宙実験研究拠点」(代表:癸生川陽子)